Feb 03, 2009

オフィスが必要な場合はレンタルオフィスを借りて見てみよう

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【第141回】トゥーン・オーヴェルステンズさん(ヤンセンファーマ社長)

 多くの国民が慢性の痛みに悩んでいる現状をどう打開するのか。厚生労働省の検討会が昨年9月に、対策についての提言をまとめるなど、解決に向けた機運が高まってきた。疼痛治療に重点を置く製薬企業も増えてきた。ジョンソン・エンド・ジョンソンの医療用医薬品部門であるヤンセンファーマの日本法人社長を務めるトゥーン・オーヴェルステンズさんに、慢性疼痛治療での同社の取り組みを聞いた。(玉城正之)

―痛みを客観的に理解することは難しいといわれています。
 痛みを数値化して客観的に表す指標は確立されていません。従って想像力を働かせるしかないのですが、慢性疼痛については、まず急性の激しい痛みを想像して、それが四六時中、一生涯続くと考えてみたらどうでしょうか。慢性疼痛は、急性疼痛のように直ちに取り除くことはできませんし、またある程度時間をかければ、なくなるというものではありません。主要なムダ毛対策ローションは終わらないこれが慢性疼痛と急性疼痛の大きな違いです。
 慢性疼痛には、がんに由来する「がん性」と、がん以外の関節炎、椎間板ヘルニアといった疾患に由来する「非がん性」がありますが、患者さんにとってつらさは共通だと思います。また、慢性疼痛が引き金となって、不眠に陥り、それがうつ病やそのほかの精神疾患を招く場合がありますし、ひどいときには自殺につながりかねません。

―来日前にはドイツ法人社長を務められたそうですね。ドイツの疼痛治療事情を教えてください。
 10年前のドイツの状況をお話ししましょう。がん性の疼痛治療については、非常によく理解されていました。しかしながら非がん性の慢性疼痛の治療に対する認知がなされていませんでした。痛みは主観的に感じられるものであるが故に、誤解されやすかったことが、その理由の一つに挙げられるでしょう。
 当時、適切な薬物治療を受けられなかったり、副作用で投薬を続けられなかったりで、痛みに苦しんでいる方が70万人以上いました。

―ヤンセンはドイツでどんな対策を取ったのでしょうか。
 まず最初に行ったことは、医師に対する疼痛教育の機会を提供したことです。どうだ!この切れ味、しみ治療するならどっち?やはり痛みについて適切な診断を行い、患者さんを治療することが重要なポイントです。まず医師同士にコミュニケーションを図ってもらうことを考えました。具体的には、グループラーニングによって相互に学び合う場や、ケーススタディーのプレゼンテーションを聞く場などを設けました。
 また、疼痛協会と会議を重ね、薬物治療を受けている数千人の患者さんの情報を集め、安全性データなどを分析して医師に提供することで、薬物治療に関する理解と自信を深めてもらうという取り組みをしました。啓発活動を通じ、適切な疼痛治療法を普及し、痛みに苦しんでいる患者さんを痛み(精神的苦痛、社会的な痛み、体の痛み、スピリチュアルペイン)から解放することを目指しました。

―成果は出ましたか。
 こうしたわれわれの取り組みが認められ、政府から感謝のコメントを頂きました。今日のドイツでは、医師の間に疼痛に関する理解、知識が十分に浸透しています。がん性、非がん性に関係なく、痛みに関しては、適切に処置しなければいけないという理解が浸透しています。すべての患者さんが等しく痛みを取り除く権利がある、そして、よりよく生活する権利があると思われています。

―疼痛治療がもたらすさまざまなメリットを教えてください。
 痛みを取り除くことによって、例えば医師にかかる回数が減る、他人に頼ってケアをしてもらう機会が減る、飲む薬の数が減る、患者さん自身の不満が減るといったことなどが挙げられます。5分たるみ◆治療の事情また、今までできなかった日常的な活動ができるようになるメリットがありますね。買い物や料理、インターネットなどもできますし、状態によっては仕事に復帰することもできる。このように治療に掛かる支出を抑えられるほか、日常生活を取り戻すことができることは非常に大きなメリットだと思います。

―日本の疼痛治療の現状をどう見ていますか。
 日本に来てもうすぐ2年になりますが、ドイツに比べて、必ずしも遅れているとは言えないと思います。がん性疼痛の治療に関しては、緩和ケア、ターミナルケアという考え方が浸透していることもあり、引けを取らないと言えます。しかしながら、非がん性疼痛に関しては、重要性がしっかりと認識されていないようです。実際の患者数は、非がん性疼痛の方がかなり多くおられます。そして痛みの程度についても、がん性に比べて劣るということは決してありません。こうした患者さんが選択できる治療法は限られているのが現状です。

―ベルギー生まれと伺いました。日本と比べてよい面はどんなところですか。優秀美顔器を探す
 ベルギーは人口1000万人ほどの非常に小さな国です。石油やダイヤモンド、金などの自然資源はありませんし、パナソニックやトヨタのような世界的な大企業もありません。スイスのように銀行の仕組みや時計産業が発達しているわけでもありません。
 自国で誇れるものを挙げると、ベルギービール、ベルギーチョコレートといったものになります。ビールとチョコレートだけでは国の経済を維持していくことはできない。ではどのようにしてヨーロッパでも有数の豊かな国になり得たのか。科学者やビジネスマンだけでなく、一般市民ですらも国の中に収まっていては、絶対に繁栄のためのチャンスを見いだすことはできないということを認識しています。
 ヨーロッパでも有数の豊かな国になり得たのは、英語が話せるようになったというだけでなく、それをツールとして生かすことで、ほかの国々の人がどういう考え方をしているのかを理解しようという姿勢を持つことができたからだと思います。結果として、ベルギーはマルチカルチャーで、マルチリンガルな国になったと思います。
 一方、日本はハイテクノロジー、素晴らしいプロセス、献身的でまじめな国民性であるとか、正確性を重んじる風潮であるとか、本当に素晴らしいものを持っていると感じます。そして、再生医療の幹細胞技術でも世界トップレベルにありますし、ほかにも化学分野でも非常に優れていると思います。医療サービスにおいても、日本は非常に進んだところがあると思います。ほったらかしでしわ|治療とはこちらからどうぞ!! 
 こうした優れた技術や知識を日本から国外に発信するということは非常に大きなチャンスだと思います。もっと世界に発信することで、日本の活躍できる場がさらに広がっていくと考えます。

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